トレーラー運転手の年収はいくら?平均給料と収入が変わる条件を解説

トレーラー運転手の年収はいくら?平均給料と収入が変わる条件を解説 給料・年収・労働環境
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トレーラー運転手を目指すなら、「実際の年収はいくらなのか」「大型トラックより稼げるのか」は気になるところではないでしょうか。

全日本トラック協会の2025年度調査では、男性のけん引運転者の平均賃金は月423,800円。年間賞与を1か月平均に加えた賃金は481,500円で、単純に12倍すると約578万円になります。

ただし、これは「トレーラー運転手なら誰でも年収578万円」という意味ではありません。給与には固定給だけでなく、運行手当や時間外手当などの変動給も含まれており、会社や仕事内容、勤務条件によって収入は変わります。

この記事では、全日本トラック協会などの公的・業界団体のデータをもとに、トレーラー運転手の年収・給料、大型運転者との違い、求人を見るときに確認したい給与条件を解説します。

【この記事で分かること】

  • トレーラー運転手の年収・平均給料の目安
  • 大型トラック運転者との給料の違い
  • トレーラー運転手の収入が変わる条件
  • 求人を見るときに確認したい給与条件

トレーラーを含め、トラック運転手向けの求人を探す方法から確認したい人は、以下の記事も参考にしてください。

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トレーラー運転手の年収・給料はいくら?

トレーラー運転手の給料と賞与を確認するポイント

トレーラー運転手の年収を考えるうえで参考になるのが、全日本トラック協会の「2025年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」です。

この調査は貨物運送事業者4,624社を対象とし、589社から回答を得たもので、2025年5月・6月・7月に支給された給与の1か月平均額などが集計されています。

なお、タンク輸送などの特殊輸送分野は調査対象外です。そのため、すべてのトレーラー輸送を含んだ数字ではありません。

出典:全日本トラック協会「2025年度版トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」

全ト協の「けん引運転者」の平均賃金は月423,800円

2025年度調査では、男性のけん引運転者の1人1か月平均賃金は423,800円でした。

項目 男性けん引運転者
固定給 242,100円
変動給 181,700円
1か月平均賃金 423,800円
賞与(1か月平均) 57,700円
賃金+賞与(1か月平均) 481,500円

固定給には基本給や職務給、家族手当、住宅手当、通勤手当などが含まれます。一方、変動給には運行手当などの歩合給、時間外手当、無事故手当などが含まれます。

賞与を含む月額から年換算すると約578万円

賞与を含めた月額481,500円を単純に12倍すると、

481,500円 × 12か月 = 5,778,000円

となり、参考値としては約578万円です。

ただし、全日本トラック協会が「トレーラー運転手の平均年収は578万円」と公表しているわけではありません。調査で示された賞与込み月額を12倍した単純年換算であり、実際の年収は勤務実績や手当、賞与などによって変わります。

大型トラック運転者の給料と比較すると?

同じ調査の男性大型運転者と比較すると、次のとおりです。

項目 けん引運転者 大型運転者
固定給 242,100円 213,000円
変動給 181,700円 182,300円
1か月平均賃金 423,800円 395,300円
賞与(1か月平均) 57,700円 45,800円
賃金+賞与(1か月平均) 481,500円 441,100円

この調査では、けん引運転者のほうが1か月平均賃金、賞与込み月額ともに大型運転者を上回っています。

ただし、個々の求人でも必ずトレーラーのほうが高いとは限りません。給与体系や運行内容、勤務時間なども含めて比較する必要があります。

大型トラックの収入についても確認したい人は、長距離トラックドライバーの給料について解説した記事も参考にしてください。

 

トレーラー運転手の給料は何で変わる?

トレーラー運転手の給料が変わる主な条件

平均賃金だけを見ても、自分が実際にいくら稼げるのかまでは分かりません。そこで確認したいのが、固定給と変動給の内訳です。

全日本トラック協会の2025年度調査では、男性けん引運転者の月例賃金423,800円のうち、固定給は242,100円、変動給は181,700円。変動給は月例賃金の42.9%を占めています。

変動給181,700円の内訳は、運行手当などを含む歩合給が78,100円、時間外手当が89,700円、その他が13,900円です。

このように給与の一部は勤務実績によって変わるため、求人では「月給はいくらか」だけでなく、何が固定され、何が変動するのかを確認することが重要です。

仕事内容や勤務条件も給与とセットで確認する

同じトレーラー運転手でも、運ぶ荷物や運行内容、勤務時間などは求人によって異なります。

「トレーラーだから高収入」「長距離だから必ず高収入」と決めつけず、仕事内容と給与条件をセットで比較しましょう。

 

高い給料だけで求人を選ばないためのチェックポイント

トレーラー運転手の求人で確認したい給与や勤務条件

求人票に高い月給が表示されていても、その数字だけでは働く条件までは分かりません。トレーラー運転手の求人を見るときは、次の項目を確認しておきましょう。

  • 基本給・各種手当:固定される金額と勤務実績によって変わる金額
  • 賞与:支給の有無や実績、支給条件
  • 年間休日:休日数や休日の取り方
  • 勤務時間:始業・終業時刻、残業、夜間・早朝勤務など
  • 荷役作業:積み込み・荷卸しの有無や作業内容
  • 研修期間:研修中の給与や手当

たとえば同じ月給でも、基本給が高い求人と、時間外手当や運行手当の割合が大きい求人では給与の中身が異なります。

賞与について詳しく確認したい場合は、トラック運転手のボーナス・賞与について解説した記事も参考にしてください。

実際のドライバー求人を見ながら条件を確認したい場合は、ドライバー向け求人サービスのレバジョブも選択肢のひとつです。

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複数の求人を見比べたい場合は、月給だけでなく基本給・手当・賞与・勤務時間・年間休日などを並べて比較しましょう。

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未経験からトレーラー運転手を目指せる?

未経験からトレーラー運転手を目指すときの免許や研修の確認ポイント

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、トレーラーを運転するにはけん引免許が必要です。

さらに、実際に運転する車両の車両重量・積載量に応じて、準中型・中型・大型自動車免許などが必要になります。

そのため、応募する求人ごとに「必要な免許・資格」を確認することが大切です。

出典:厚生労働省 job tag「トレーラートラックドライバー」

運ぶ荷物によって追加資格が必要な場合もある

job tagでは、扱う荷物によって危険物取扱者や高圧ガス移動監視者などの資格が必要になる場合があると説明されています。

必要資格は仕事内容によって異なるため、求人票で確認しましょう。

免許取得支援の条件を確認する

job tagでは、人材確保の観点から免許取得を支援する企業が増えていることも紹介されています。

支援制度がある場合も、対象となる免許や費用負担などの条件は会社ごとに確認する必要があります。

大型トラックから経験を積む働き方も検討している人は、大型トラック運転手への転職について解説した記事も参考にしてください。

研修期間中の給与もチェックする

job tagでは、入職後は約1~3か月の一定期間を試用期間として実地訓練を受けると説明されています。

応募時には、研修期間の長さに加えて、研修中の給与や手当が通常勤務時と異なるかも確認しましょう。

 

トレーラー運転手を目指す前に知っておきたい労働時間のルール

トラック運転者の時間外労働と拘束時間と休息期間のルール

求人を比較するときは、給料とあわせて労働時間も確認しておきましょう。トラック運転者には、時間外労働の上限規制に加え、拘束時間や休息期間を定めた「改善基準告示」があります。

時間外労働の上限

時間外労働は原則として月45時間・年360時間です。自動車運転の業務で特別条項付き36協定を締結する場合でも、年間の時間外労働の上限は年960時間です。

出典:厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」

拘束時間にも上限がある

トラック運転者の拘束時間は、原則として1年3,300時間以内、1か月284時間以内です。一定の条件を満たす場合には例外もあるため、実際の勤務条件も確認しましょう。

休息期間は継続11時間以上が基本

1日の休息期間は、継続11時間以上与えるよう努めることを基本とし、継続9時間を下回らないこととされています。宿泊を伴う長距離貨物運送などには一定の例外があります。

出典:厚生労働省「トラック運転者の改善基準告示」

時間外手当や運行手当が給与に含まれる場合は、「いくら稼げるか」と「どのような働き方になるか」をセットで確認することが大切です。

 

トレーラー運転手の年収についてよくある質問

大型トラックより稼げる?

全日本トラック協会の2025年度調査では、男性けん引運転者の月例賃金は423,800円、大型運転者は395,300円で、けん引運転者のほうが高い結果でした。

ただし、個々の求人でも必ずトレーラーのほうが高いとは限りません。給与の内訳や勤務条件まで比較しましょう。

トレーラー運転手で年収600万円は目指せる?

同調査の男性けん引運転者の賞与込み月額481,500円を単純年換算すると約578万円です。

600万円に近い水準ですが、これは個人の年収を保証する数字ではありません。年収600万円を条件に探す場合は、基本給・変動給・賞与・勤務条件を個別の求人で確認する必要があります。

未経験1年目はいくら稼げる?

今回確認した公的・業界団体の資料では、「未経験のトレーラー運転手1年目」に限定した全国平均年収は確認できませんでした。

そのため一律の年収額を目安にするより、求人ごとの試用・研修期間中の給与、免許取得中の待遇、手当の支給条件を確認するほうが確実です。

 

まとめ|トレーラー運転手の年収は給与の内訳まで確認しよう

全日本トラック協会の2025年度調査では、男性けん引運転者の1か月平均賃金は423,800円、賞与込み月額は481,500円でした。後者を単純年換算すると約578万円ですが、これは全日本トラック協会が公表した「平均年収」ではなく参考値です。

実際にトレーラー運転手を目指すなら、平均額だけで判断せず、基本給・手当・賞与・勤務時間・休日・必要な免許・研修中の給与まで求人ごとに確認しましょう。

実際のドライバー求人を見ながら条件を確認したい場合は、ドライバー向け求人サービスのレバジョブも選択肢のひとつです。

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