ダンプ運転手の給料は高い?年収・月給や実際の求人を調査

ダンプ運転手の給料は高い?年収・月給や実際の求人を調査 給料・年収・労働環境
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「ダンプ運転手は給料が高い」と聞いたことがあるものの、実際にどれくらい稼げるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、ダンプカー運転手の令和7年度のハローワーク求人賃金(月額)は全国で26.6万円です。

一方、実際の求人を確認すると月給30万円以上を提示する募集もあり、勤務先や地域、車両、経験などによって給料には差があります。

そのため、ダンプ運転手は一律に「高給」とはいえませんが、条件によっては月給30万円以上を狙える仕事といえるでしょう。

ただし、求人を見るときは月給だけで判断してはいけません。

固定残業代や賞与、年間休日、残業時間、日給月給制かどうかなどによって、実際の収入や働きやすさは大きく変わります。

この記事では、公的データと実際の求人例をもとに、ダンプ運転手の給料や年収、仕事内容、未経験から働く方法、求人選びのポイントまで詳しく解説します。

【この記事で分かること】

  • ダンプ運転手の給料・年収の目安と実際の求人相場
  • ダンプ運転手の仕事内容と一般的なトラック運転手との違い
  • 未経験からダンプ運転手になる方法と必要な免許・資格
  • 給料だけで失敗しないためのダンプ運転手求人の選び方

ダンプ運転手の給料は高い?

ダンプ運転手の給料は高い?

まずは、公的データからダンプ運転手の給料を確認してみましょう。

厚生労働省の「job tag」に掲載されている主な数値は次のとおりです。

項目 job tag掲載値
ハローワーク求人賃金(月額) 26.6万円
賃金(年収) 507.2万円
労働時間 175時間
有効求人倍率 4.05倍

※求人賃金と有効求人倍率は令和7年度、年収・労働時間は令和7年賃金構造基本統計調査を加工したjob tag掲載値です。

出典:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag|ダンプカー運転手」

job tagの求人賃金は月額26.6万円

令和7年度のハローワーク求人賃金(月額)は全国で26.6万円となっています。

さらに、全国の月別求人賃金を見ると、令和8年は1月27.1万円、2月26.7万円、3月26.8万円、4月27.2万円、5月27.1万円、6月27.1万円でした。

おおむね26万円台後半から27万円台前半で推移していることがわかります。

ただし、ここで注意したいのは、26.6万円を「ダンプ運転手の全国平均月給」と断定しないことです。

これはjob tagに掲載されているハローワーク求人賃金(月額)の参考値なので、実際に働いているすべてのダンプ運転手の平均月給を表した数字ではありません。

年収507.2万円は参考値として見る

job tagには「賃金(年収)」として全国507.2万円という数字も掲載されています。

ただし、job tagでは統計データについて、その職業だけを表しているとは限らない旨の注意があります。

そのため、

「ダンプ運転手なら平均年収507.2万円稼げる」

と考えるのではなく、収入を考える際の参考値の一つとして見るのが適切です。

実際の転職では、公的データだけでなく、自分が働く地域の求人条件を確認することが重要です。

 

実際のダンプ運転手求人の給料を調査

実際のダンプ運転手求人の給料を調査

公的データだけでは実際の求人条件が見えにくいため、募集されていたダンプ運転手求人の例も確認しました。

地域 月給 年間休日 残業 主な特徴
島根県大田市 26.5万~31万円 125日 月平均5時間 正社員
福岡県苅田町 22.5万~24.1万円 105日 ― 未経験OK・賞与制度あり
福島県相馬市 27.6万~29.9万円 88日 月平均10時間 経験不問
栃木県佐野市 26万~33万円 126日 月平均15時間 大型ダンプ
香川県高松市 28万7,488~34万9,980円 75日 ― 経験不問

※求人情報は調査時点の内容です。募集終了や条件変更の可能性があります。「―」は確認できなかった項目です。

月給30万円以上の求人もある

今回確認した求人では、月給30万円以上が上限として設定されている求人が複数ありました。

一方で、20万円台前半からスタートする求人もあります。

つまり、ダンプ運転手だから必ず高収入になるわけではなく、地域や会社、経験、乗務する車両などによって給料が変わると考えたほうがよいでしょう。

年間休日・残業にも差がある

給料と同じくらい注目したいのが年間休日と残業時間です。

今回確認した求人でも年間休日75日から126日まで差がありました。

月給が数万円高くても、休日が大幅に少なかったり残業が多かったりすれば、必ずしも条件がよいとは限りません。

ダンプ運転手への転職では、

「月給はいくらか」

だけではなく、

「その給料でどのくらい働くのか」

まで確認することが重要です。

トラックドライバーの休日について詳しく知りたい人は、「トラック運転手は休日が少ない?家族との時間を作る方法」も参考にしてください。

 

ダンプ運転手の給料を見るときの注意点

ダンプ運転手の給料を見るときの注意点

ダンプ運転手の求人では、月給だけを見ると条件がよく見えることがあります。

しかし、本当に重要なのは給与の内訳です。

固定残業代を確認する

「月給30万円」と書かれていても、その中に固定残業代が含まれている場合があります。

たとえば基本給に数万円の固定残業代が加算されて月給30万円になっている求人と、基本給だけで30万円の求人では意味が大きく異なります。

求人を見るときは、

・基本給
・固定残業代の金額
・固定残業代の対象時間
・超過分の残業代が別途支給されるか

まで確認しましょう。

賞与を含めて年収を考える

月給だけでは年間収入を正確に比較できません。

たとえば月給が少し低くても賞与がしっかり支給される会社であれば、年収では逆転する可能性があります。

反対に「月給30万円以上」と書かれていても、賞与がない場合は想像していたほど年収が伸びないこともあります。

求人票では賞与制度の有無だけでなく、可能であれば前年度実績も確認しましょう。

トラック業界の賞与について詳しく知りたい人は、「トラック運転手でボーナスなしは普通?実態と優良求人の見極め方」も参考にしてください。

日給月給制による収入変動に注意する

ダンプ運転手では給与体系にも注意が必要です。

job tagでは、雨の日などは工事がないことが多いため、日給月給制が多く、季節的な収入変動が大きいと説明されています。

つまり、求人票に掲載されている月給だけを見ていると、実際の収入との間に差が出る可能性があります。

転職前には、

・月給制か日給月給制か
・雨天で休みになった場合の給与
・仕事量が少ない時期の給与
・最低保証の有無

などを確認しておくと安心です。

額面と手取りは異なる

求人票に記載されている月給は、基本的に税金や社会保険料などが差し引かれる前の金額です。

そのため、月給30万円と記載されていても30万円すべてを自由に使えるわけではありません。

実際の手取りは扶養状況や住民税、社会保険料などによって変わるため、額面と手取りを分けて考えましょう。

ダンプ運転手の給料に差が出る理由

ダンプ運転手の給料は、会社だけで決まるわけではありません。

給料に差が出る要因として考えられるのは、

・乗務する車両の大きさ
・大型免許などの保有資格
・ダンプ運転の実務経験
・勤務する地域
・運搬するものや現場
・残業や休日出勤
・給与体系や各種手当

などです。

特に大型ダンプでは大型自動車免許が必要になるため、保有免許によって応募できる求人の幅も変わります。

中型と大型で運転できる車両や働き方がどう変わるのか知りたい人は、「中型免許と大型免許の違いと給料の格差!業務内容や免許取得まで解説!」も参考にしてください。

 

ダンプ運転手の仕事内容

ダンプ運転手の仕事内容

ダンプ運転手の主な仕事は、土砂や砕石、砂利などを工事現場や採石場、処分場などへ運搬することです。

何を運ぶ仕事?

勤務先や現場によって異なりますが、ダンプカーでは主に、

・土砂
・残土
・砂利
・砕石
・アスファルト合材
・建設資材
・産業廃棄物

などを運搬します。

積み込みにはショベルカーやホイールローダーなどの重機が使われることが多く、荷下ろしではダンプの荷台を傾けて積載物を排出します。

そのため、一般的な物流トラックのように段ボールなどを何個も手作業で積み降ろす仕事とは作業内容が異なります。

手積み・手降ろしの負担が気になる人は、「トラックの手積みなしの種類と年収・資格まとめ!自分に合ったスタイルは?」も参考にしてください。

長距離運転は多い?

ダンプは工事現場と採石場、処分場、プラントなどを往復する仕事も多く、必ずしも長距離輸送が中心とは限りません。

地場中心の求人であれば、毎日家に帰れる働き方を探すこともできます。

ただし、運行範囲は会社や案件によって異なるため、「ダンプだから必ず近距離」と決めつけず求人ごとに確認しましょう。

一般的なトラック運転手との違い

一般的な物流トラックでは、食品や日用品、機械、宅配貨物などさまざまな荷物を運びます。

一方、ダンプは土砂や砕石などの運搬が中心です。

また、ダンプは荷台を傾けて荷物を降ろせるため、手積み・手降ろしが発生しにくい点も特徴です。

その反面、建設現場や未舗装路を走行することもあり、一般的な物流トラックとは違った運転技術や安全確認が求められます。

仕事内容や年収、体への負担まで詳しく比較したい人は、「ダンプとトラック運転手の違いを比較!年収や体への負担を解説」を参考にしてください。

 

未経験からダンプ運転手になるには?

未経験からダンプ運転手になるには?

ダンプ運転手は経験者だけの仕事ではありません。

今回確認した求人の中にも「未経験OK」「経験不問」とする募集がありました。

未経験OKの求人もある

job tagの職業情報では、入職前の実務経験について「特に必要ない」と回答した割合が63.8%となっています。

ただし、これは「誰でもすぐ大型ダンプを運転できる」という意味ではありません。

実務経験が問われない求人でも、運転する車両に対応した免許は必要です。

未経験から応募する場合は、

・研修制度
・同乗研修
・免許取得支援制度
・未経験者の採用実績

なども確認するとよいでしょう。

必要な免許・資格

必要な免許は運転する車両によって異なります。

運転・作業内容 確認したい免許・資格
小型のダンプ 車両に対応する普通・準中型免許など
中型ダンプ 車両に対応する中型免許など
大型ダンプ 大型自動車免許
特殊車両で公道を走行 車両に応じて大型特殊自動車免許など
建設機械を操作 作業内容に対応する技能講習など

求人に「ダンプ運転手」と書かれているだけでは、どの免許が必要なのかわからない場合があります。

応募前に車両総重量や最大積載量、使用する車両を確認しましょう。

ダンプ運転手に向いている人

ダンプ運転手は荷物を手で運ぶ機会が少ない一方、大型車両を工事現場などで安全に運転する必要があります。

そのため、

・安全運転を徹底できる
・周囲をよく確認できる
・時間やルールを守れる
・車両を丁寧に扱える
・一人で運転する時間が苦にならない

といった人に向いている仕事といえるでしょう。

 

ダンプ運転手の求人を選ぶポイント

ダンプ運転手の求人を選ぶポイント

ダンプ運転手への転職で後悔しないためには、月給の数字だけで会社を選ばないことが重要です。

最低でも次の項目を比較しましょう。

チェック項目 確認するポイント
月給 基本給と各種手当の内訳
固定残業代 金額と対象時間
残業 月平均の時間外労働
年間休日 休日数・休日出勤の頻度
賞与 制度の有無・前年度実績
給与体系 月給制・日給月給制など
仕事内容 運搬物・車両・走行エリア
応募条件 必要免許・実務経験
未経験者向け制度 研修・同乗・免許取得支援

たとえば、

「月給33万円・年間休日80日」

と、

「月給29万円・年間休日125日」

では、単純に月給だけで前者のほうがよいとは判断できません。

残業や休日出勤、賞与、固定残業代などを含めて比較する必要があります。

また、求人票だけではわからない場合は、面接などで、

「通常月の残業時間はどのくらいですか?」

「休日出勤はどのくらいありますか?」

「雨天で仕事が休みになった場合、給与はどうなりますか?」

「1日の主な走行範囲を教えてください」

などを確認するとよいでしょう。

会社選びそのものに不安がある人は、「ホワイトな運送会社の見分け方とは?優良企業に出会うための基準」も参考にしてください。

求人を自分だけで比較するのが難しい場合は?

ダンプ運転手の求人では、月給だけでなく固定残業代、年間休日、賞与、運行エリアなど確認する項目が多くあります。

求人票を一つずつ比較するのが難しい場合は、ドライバー求人を扱う転職サービスを利用して希望条件に合う求人を探す方法もあります。

「今より給料を上げたい」

「できれば日帰りで働きたい」

「年間休日もしっかり確保したい」

といった希望がある人は、レバジョブで自分の希望条件に合うドライバー求人があるか確認してみるのも一つの方法です。

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まとめ|ダンプ運転手は条件次第で月給30万円以上も狙える

厚生労働省のjob tagでは、ダンプカー運転手の令和7年度のハローワーク求人賃金(月額)は全国26.6万円となっています。

一方、実際の求人を見ると20万円台から30万円以上まで幅があり、勤務先や地域、経験、乗務する車両などによって給料は変わります。

そのため、

「ダンプ運転手=必ず高給」

と考えるのではなく、実際の求人条件を比較することが大切です。

特に確認したいのは、

・基本給と手当
・固定残業代
・残業時間
・年間休日
・賞与
・給与体系
・運搬物と走行エリア
・必要な免許

です。

また、ダンプは土砂や砕石などを運搬し、荷下ろしでは荷台を傾けて排出するため、一般的な物流トラックとは仕事内容にも違いがあります。

手積み・手降ろしの負担を避けながらドライバーとして働きたい人にとっても、検討する価値のある仕事の一つでしょう。

転職を考えている人は、月給だけで会社を決めず、年間休日や残業、賞与まで含めて自分に合った求人を比較してみてください。

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参考資料・出典
本記事では、ダンプカー運転手の給与・求人統計・仕事内容などについて、厚生労働省の「職業情報提供サイト job tag」を参考にしています。

厚生労働省「職業情報提供サイト job tag|ダンプカー運転手」
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/479

※公的統計は、必ずしもダンプカー運転手のみを表すデータではありません。数値は目安としてご覧ください。

※掲載している求人情報は調査時点の内容です。募集終了や給与・休日などの条件が変更されている場合があります。応募する際は最新の求人情報をご確認ください。